市民がどう動いているのか文集、、、、???
に載せていただきました。
高校の元先生たちがつくってくださった本です。
ぜひ広めて欲しいということで、
わたしの書いた文ですが紹介出来たらと思います。
[惜しむな言葉]
面白い題材をいただいたのでわたしなりの惜しむな言葉について考えてみたいと思います。
余計な一言は、言わない、それが日本人の美徳のように言われてるせいか、何かと自分の主張がうまく出来なかったり期待されている言葉を捜したり、周りに合わせてしまうことが多いように思います。
はじめて、おかしいということを言うことが悪のように扱われると実感したのは311の福島事故。。
汚染牛を横浜市の小学校給食に出ても文句も言わず1回だし仕方ないと流される。安全な食になるといいねと話すと経済がまわらなくなるから仕方ないと流される。
そんなある意味、無関心で現実逃避の世の中に正しいと思ったことを出しても受け入れられる訳ではないことを思い知りました。
民主政権から自民党の政権に戻り、様々な法案が強行採決され、戦争の足音が聞こえてきてる日々。
そんななかママの会の「子どもを守ろう」「大人も守ろう」は311の時にも思った言葉であり、泣けるほど嬉しかったことは忘れていません。
誰にでも伝わると思った「戦争させない」という言葉。
しかしそれは何の意味もないと感じたのは2016年の参議院選挙です。
自民党は圧勝。
どうして伝わらないのか?
わたしには分かりません。
でも、戦争させちゃいけないことと選挙にいくこと、そして選挙にいくことで自分の生活が守られるということが有権者には全く響かなかったのではないでしょうか?
世界平和、核兵器の問題、憲法の問題。
今の生活がいっぱいいっぱいで世の中の動きについていけない人が多い世の中でそこに寄り添わず主張していれば、どんな正しいことを言っても無意味なことなんだと実感しました。
それがわたしが311の事故と2016年の参議院で学んだことです。
そんななかわたしは2年前から横浜市の教科書がおかしいと知り教育委員会の傍聴をはじめていました。
どうしたら教科書が変わるのかとパンフ作りにも時間をかけました。
動いている皆さんと友人のおかげでとっても素敵なパンフができました。
でもそこからの広がりが全く見えてきません。
教科書の内容をいかに分かりやすく書いたところで興味がない人は全く興味がわかないのです。
いま横浜はIR カジノの問題についても市民に意識してもらえないとつくられてしまうような状況です。
カジノについては2017年横浜市長選を期に、カジノシール投票を続けていますが、一時間半で400人前後がシール投票に参加してくれるほど、街の声を拾うことが出来ます。
それはなぜなのでしょう?
どのようなやり方が正しいかは分かりまん。
でもカジノは絶対反対ですって批判するだけのものにならないよう配慮すると共に、簡単に参加できるシール張り1枚で林市長に意見を届けることが出来る、そして参加してくれたシール投票を活かすことを伝えていく。
自分の主張をしていく活動ではなくみんなの言葉を拾い上げていく。
そんな活動のやり方が街行く人たちにすんなり受け入れられるのかもしれません。
物事の答えは1つではありません。
状況、状態によっても変わります。
憲法壊すな。
9条こわすな
平和を守れ。
これはもう日々の生活でいっぱいのひとには届かないのではないでしょうか。
9条って日々のご飯、ゲームやランチそのものです。
そして日々のご飯、ゲーム、ランチが9条なんです。憲法なんです。
人々に言葉を発信していくことは惜しむべきではありません。
でも人々に出す言葉を選ぶことも惜しまないでほしいです。
これが、いまの私の惜しむな言葉です。
広越由美子
(送料込200円とのこと)
0コメント