横浜らしいデリバリー給食?
横浜らしい中学校給食?
そもそも横浜らしい中学校昼食としてデビューした噂の東京マガジン常連のハマ弁。
「横浜らしい」がいかに愚かで曖昧か
ギタンギタンにぶたぎってらっしゃる委員がいらっしゃいました。
平成26年12月19日の横浜市教育委員会議事録、坂本委員の横浜らしい中学校昼食のあり方が議題になったときの発言です。
ぜひご覧くださいませ。
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これは大変長い検討の過程で、考え方も随分整理されましたし、プレゼンテーションも、第三者にとってすごく分かりやすくなりました。非常に良い記者発表をなさったと思っておりまして、その点については敬意を表します。
そこまでで本当は終わりなのですが、そこまでできてしまうと、後は感想です。これは意見ではありません。私が横浜市の教育委員になってから気付いたことなのですが、皆様が「横浜らしい、横浜らしい」という言葉を、よく使っています。
悪いことではないのですけれども、日本語として少し違うように思いま
す。今後、何かを行った時の御参考になればと思うのですが、「横浜らしい昼食のあり方」とありますが、そもそも「らしい」というのは、資質について言うのです。
こんな言葉は今どきではないのですが、男性らしいとか、女性らしいとか子供らしいとか、それから外国人らしいとか、それは何か資質について言うことなのです。ここに書いてあることは資質ではなく、横浜ではこれを選択しますよという、言ってみれば、横浜型昼食なのです。
別に横浜らしくないですから、どこでやっても良いし、もし横浜らしいと言うのなら、洋食を初めて導入した所なので、給食は洋食を中心にする、などとしたら横浜らしいですけれども。
しかし、ここに書いてあることは、いろんなことを極めて合理的に考えて決めたことであり、私は、ここは横浜型というほうが、日本語としては正しいと思います。これは感覚の違いです。
それから、「横浜型配達弁当の概要」というのが3ページ目にありますね。これも横浜型などとつけるのは、いくらなんでも力が入り過ぎではないかと思います。
こういうのは、一般的には選択型予約というのです。押しつけではなくて、
自分がいろんな選択をできるという、それだけですよね。ここに書いてあることは。
ですから、横浜型でも何でもなくて、これはどこでやっても良いわけで、こういう選択の仕方はどこにでもあるわけです。
横浜型とか、横浜らしいといった言葉をお入れになりたい気持ちは分かるのですけれども、日本語として、私の感覚ではほんの少しだけ、ずれているなというのが感想です。
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